この記事では、CCNAの取得に向けた勉強におすすめの参考書を紹介します。
資格試験の合格に向けて勉強する方法のひとつに、参考書やテキストを使う方法があります。
参考書は、どちらかと言えば独学の人が勉強のためにメインで使うものですが、専用スクールに通って学ぶ人でも参考になるので、ぜひ活用してCCNAの資格取得に役立てましょう!
CCNAの参考書にはどんな内容?
CCNAの参考書には、初心者向けのものから、資格試験に特化した参考書があります。
例えば、初心者向けの参考書なら「CCNAとは」といった解説をはじめ、ネットワークの基礎知識(LANやWi-Fiなどのネットワークの種類やプロトコルの種類)、シスコデバイスの設定方法などが主な内容です。
また、ネットワークとは何か、どのようにつながっているのか、どのように接続するかなどを、平易な言葉で記載されているのでより初心者向けに分かりやすくなっています。
一方、資格試験に特化した参考書であれば、ネットワークの知識がより専門的に書かれているのに加え、試験対策として模擬試験問題やスマホアプリで回答できる問題集などが付属しています。
CCNAの参考書の値段は?
CCNAの参考書の価格としては、2,000円から4,000円が相場で、電子書籍版だと少し割安になりますし、サービスによっては読み放題サービスがあります。
利用している電子書籍のサービス内にCCNAの参考書も含まれていれば、月額利用料の中で読めることもあるので、一度確認して活用してみてください。
CCNAの参考書の選び方は?
CCNAは2020年2月に大幅な改定がされたため、参考書を選ぶ際には改定された試験内容に即しているかどうかがポイントです。
本の表紙に「改定版対応」や「CCNA(200-301)」といった表記があれば、2021年3月現在では最新の内容に沿っている本と考えて良いでしょう。
改定前の古い試験内容の参考書や試験対策テキストを購入してしまうと、実際の認定試験と異なるところが多くなり、せっかく学んだことを試験で発揮できない可能性がありますので、実際の試験と参考書の情報に乖離がないように注意して参考書を選びましょう。
ただし、古い参考書が全く使えないというわけではありません。古い参考書の中でも、基本的な考え方、各分野を掘り下げた内容になっているものもあるため、より知識を深めたいときに役立てましょう。
また、ネットワークに関する知識がない方、未経験の方などの場合は、基礎知識を入れるところからはじめる必要がありますので、初心者向けとされている参考書を選び、概要を理解してからより詳しく勉強していくのがオススメです。
参考書によっては、テキストがメインとなっているもの、写真やイラストが多く使われているものもありますので、自分が勉強する際に理解しやすいタイプの参考書を選んでみてください。
CCNAの参考書を使うメリット・デメリットは?
参考書を使うのにもメリット・デメリットがあります。
それぞれについて解説します。
参考書・教科書を使うメリット
参考書や教科書は体系的に情報がまとめられているため、どこから学べば良いか迷うことなく勉強を進められます。
また、一通り読み終わった後は、逆引きに使用できますし、参考書を読み込んで深く理解すれば、知識も定着させることができるでしょう。
問題集や模擬試験集などが付属している参考書であれば、学んだことが身に付いているかも確かめられます。
参考書によっては、章ごとに振り返り問題が記載されていたり、別冊になっていたり、アプリになっていたりするので、自分が使いやすいものを選んで効率的に試験勉強を進めてください。
参考書・教科書を使うデメリット
一口に初心者といっても、Web知識の有無で理解できる範囲が異なるため、自分の知識レベルが分からないと適切な参考書が選べず、いざ使ってみても理解できない場合もあります。
そのため参考書を購入する前に、必ず書店で実際に内容を見たり、ネット販売の際は試し読みサービスを利用したりして、すんなりと頭に入ってくる内容を確かめるようにしてください。
また、参考書を使っての勉強方法は自由なので、ただ読み進めればいいのか、ノートなどに書き写せばいいのか、それともシミュレーターを使いながらがいいのかなど、どのように勉強すれば良いのか分からず迷ってしまうことがあります。
自分に合う方法が分からない場合、スムーズに勉強ができないことがあります。
参考書で勉強するのと、オンライン学習ならどっちがオススメ?
CCNA認定試験に合格する学習方法として参考書や教科書について紹介してきましたが、勉強する方法としてはオンライン学習(eーラーニング)もあります。
オンライン学習は教材用の動画を見て学習するスタイルで、パソコンだけではなくスマートフォンからでも視聴できるのが魅力のひとつです。
本を持ち歩くよりも手軽に、空いた時間や移動時間を使って勉強できるので、書籍の参考書と併用するのも良いでしょう。
オススメの参考書を教えて
以下、CCNA試験対策のおすすめ参考書です。
- シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200 -301
- 1週間でCCNAの基礎が学べる本 第3版(徹底攻略)
- ゼロからはじめるCCNA「超」基礎講座ト
それぞれの概要を紹介します。
シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200 -301

日本語版の改訂版参考書第1号の参考書です。認定試験を控えている方は手に取ってみてくださいね。
初心者でも読みやすい内容となっているため、入門書としてもオススメです。改めて基礎知識を固めておきたい人にも役立ちます。
各章の終わりには理解度テストが掲載されているので、学び逃しもありません。模擬試験問題が、紙面とPDFで各1回、合計2回分が付属しています。
1週間でCCNAの基礎が学べる本 第3版(徹底攻略)
初心者向けに書かれたCCNAのテキストで、全くの未経験からCCNA取得を目指す方でも理解しやすい内容となっています。
イラストが豊富に用いられているので、文字だけでは理解しにくいことも頭に入ってきやすいでしょう。
タイトルにあるように1週間かけて一度読破すれば、基礎的な知識は身に付きます。
ゼロからはじめるCCNA「超」基礎講座
超基礎講座とあるように、前提知識のない方でも分かりやすいようにまとめられている参考書です。
CCNA認定試験の内容については旧試験の内容となっていますが、ネットワークの知識に関しては問題ありません。
ネットワークの全体像をつかんでから、細かな内容に触れていく進め方となっています。